1.二全てのエネルギー代謝を支える補酵素
パントテン酸は、ビタミンB群の一種で、体内ではコエンザイムA*Ⅱ(CoA)という補酵素の構成成分として働きます。このコエンザイムAは、食事から摂った糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素をエネルギーに変える化学反応において、中心的な役割を果たしています。
特に脂質の代謝においては、コレステロールの合成や脂肪酸の分解をスムーズに進めるために不可欠です。私たちの体が活動するためのエネルギーを絶え間なく生み出す、まさに「代謝の要」といえる存在です。
2.ストレス*Ⅲに立ち向かう副腎のサポート
パントテン酸のもう一つの重要な働きは、ストレスに対抗する力を高めることです。私たちは日々、精神的、肉体的な様々な負荷にさらされていますが、パントテン酸は副腎に働きかけて、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモン*Ⅳの合成をサポートします。
そのため、パントテン酸は「抗ストレスビタミン」とも呼ばれ、ストレスの多い現代生活を支える大切な栄養素となっています。その他にも、免疫力の維持に欠かせない抗体の合成を助けたり、皮膚や粘膜の健康を保ったり、善玉コレステロールを増やしたりするなど、その役割は多岐にわたります。