ブレメラノチド(PT-141)は、性的な刺激や興奮を高める作用をもつペプチドです。もともと脳の中にある「性欲中枢」に働きかけるため、血流だけでなく性的な意欲そのものをサポートします。
ED(勃起機能障害)やFSD(女性性機能障害)の治療に使われ、自然な性的反応を引き出す新しいタイプの治療として注目されています。
| 効果 | 男女共にリビドーが増強、勃起力の増加、オーガズムアップ、スタミナ増強 |
| 作用機序 | ・メラノコルチン受容体のアゴニスト ・性的行動に関与する内側視索前野のドーパミン刺激?→性的刺激に対する脳の反応をターゲットにしている ・明確な作用機序は不明 |
| 使用方法 | ・点鼻スプレー:性行為の1~3時間前に両側の鼻孔に1~2スプレー(男性1スプレー、女性2スプレーからスタート、Max 4スプレーまで):使用時に苦みを感じます、1本60スプレー分含有 ・注射剤:性行為1時間前に1~2mg皮下注射 |
効果発現 効果持続時間 | 効果は30分~40分以内に始まり、1~2時間持続、一部の人には1~2日間持続するなど個人差あり |
副作用 安全性 | 吐気(40%)、顔面紅潮(20%)、頭痛(11%)、嘔吐(5%)、咳嗽(3%)、倦怠感(3%)など |
| 注意点 | PDE5阻害剤(シルデナフィル・バルデナフィル・タダラフィル)との併用注意:勃起が収まらなく事例(持続勃起症)のリスクあり 室温の保存でも問題ないが、冷蔵での保存が望ましい |
※吐気の副作用で使用出来ない方は、BCP-157というペプチド薬にもED改善効果が報告されている