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NK(ナチュラルキラー)細胞とはリンパ球の一つで、体に入ってきた異物を攻撃したり処理したりすることができる細胞です。白血球の一種でリンパ球中の約15~20%しか存在しません。NK細胞はがんを攻撃する免疫細胞の中で、私たちの身体にとって非常に重要な役割を担っている主役級の細胞で、常に全身をパトロールし、免疫を維持するのに重要な仕事をしてくれています。加齢やストレスなどが原因で衰えたNK細胞の数を増やし、活性化させることで、自己免疫力を高め、がんの再発予防等を目的としています。除外:・血液がん(悪性リンパ腫を除く) ・原則として85歳以上の高齢者 ・ADLに著しい支障を期待している患者 ・意思表示ができない患者
免疫力の向上/がんの再発予防など
血液からリンパ球を分離し、
NK細胞を抽出
体外で増殖・高活性化します
点滴で体内に戻します
高活性化させたNK細胞が、ウィルス感染した細胞やがん細胞を攻撃
●殺傷能力の高いNK細胞が培養可能
これまでの研究において、大量の高度に活性化した「NK細胞」を培養によって得ることは困難でした。しかし、特殊なNK細胞培養用培地を用いることで、効率的に高い細胞傷害性を保った状態のNK細胞を培養することが可能となりました。
●副作用が少ない
ご自身の血液から採取したNK細胞を使用するため、アレルギー反応や拒絶反応などの副作用の心配が少ないです。まれに、投与後に発熱が生じることもあります。
●生活の質(QOL)を維持できる
NK療法は副作用がほとんどないため、身体的・精神的負担が少なく治療可能です。
患者様自身の血液からNK細胞を抽出し、培養・活性化したあとに点滴で体内に戻します。投与するNK細胞の量は1投与あたり約10億個以上。増殖したNK細胞が自己免疫力を高めることにより健康維持に効果が期待できます。※NK細胞の数値は目安であり、培養期間や患者さんの容態によって異なります。
2週間1回の治療を行い、合計6回を1クールとしますが、患者様の状態に応じて変更することもあります。実際の投与回数や診療スケジュールは医師と相談のうえ決定します。
投与中に起こった副作用については、担当医の判断により投与を中断または中止し、適切な対応をいたします。
投与後に起こった副作用についても最善の対応をいたします。
当院での対応が困難な場合は、受け入れ可能な救急医療施設を受診していただく可能性もあります。
また、副作用に対する追加治療に関しては、別途費用が必要となります。
本治療による健康被害は、自由診療での治療のため、医薬品副作用被害救済制度の適応にはなりませんが、本治療との関連性を協議の上、医師の賠償責任保険の範囲で補償をさせていただきます。